プロとアマ
今日は”人間の基本”という本を読み返しました。
「労働というのは、プロとアマに分かれます。
アマは時間によってお金を得る労働、
プロは時間と全く関係のない働き方。
本当のプロの仕事というのは、
趣味道楽の領域にあるものだ。
それらを自ら納得してするのか、
それとも安定して対価を得られるアマの仕事を選ぶのか。
自分自身で決めることです。」
と記載がありました。
ここで言う”道楽”とは、
道を楽にする、という意味ではなく、
”道を楽しくする”という意味だと思います。
少し話がそれますが、
”茶の本”を書いた岡倉天心は、
人生を「愚かな苦労の波の騒がしい海の上の生活」と表現しています。
「しかしながら永遠に向かって押し寄せる波濤(はとう)の
うねりの中に、喜びと美しさが存している。
何ゆえにその心をくまないのであるか、
また列子のごとく風そのものに御しないのであるか。」
人生というのは苦難の連続ですね。
これでもか!という波が自らに打ち寄せてきます。
ビジネスの現場ではそれとの戦いです。
重要なのはその立ち向かい方だと思います。
プロとして誇り高く戦えているかどうか。
関わる全ての人がその状態になれているかどうか。
言葉にすると軽々しくなりますが、
戦い方次第で個人もチームも楽しくなるものです。
そしてその度に強くなる。
営業という立場だと、関わる人は相当多くなります。
お客様、社内のスタッフ、社外の取引先、、、
このチームが営業というリーダーの元、
誇り高く戦えているか。
営業のみんなは自問自答してみてほしいです。
ちなみに、茶の本は、榎本大師匠にオススメされた本で、
はじめはタイトルからバカにしていたのですが、w
最高に名著でした。
岡倉天心のことは詳しく知らないですが、
この本の一文一文が熱く、西洋に向けた日本の誇りが、
とても伝わってくる本でした。
そして本日も晴天!!
富士山!!
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